No.003-ソフトとハードはどちらがいいのか
私の意見としては「ハード」です。
ハードの方が直径が小さいので、黒目全体を覆わないため、酸素不足になりにくく、乱視も自動的に矯正されるのでくっきりみえます。結膜炎にもなりくい。
ただし、つけ始めがゴロゴロするので、慣れるまでが大変です。あとは何十年も使うと、まれにまぶたの腱がのびて、まぶたが落ちてくることがあります。
実際にはとっつきやすい「使い捨てソフト」がいちばん人気です。ほぼ毎日使うとしたら、年間の費用は
ワンデー>2週間使い捨て>1か月使い捨て>使い捨てでないソフト
となり、年間でみるとワンデーがもっとも高いです。
そのかわりワンデーは毎日交換するので結膜炎などのコンタクトレンズトラブルが少ないです。長く使うレンズ程、汚れがたまりやすく、2次的にドライアイや充血を起こしやすくなります。
「ソフトだとすぐ充血するので、ワンデーにしたいけど高くて無理だ」、という患者様には2週間使い捨てコンタクト+こすり洗いのいらない強力洗浄液をおすすめしております。
収益が上がらないためか、コンタクトレンズ専門店ではあまり勧めないようですが、私はコンタクトでアレルギーを起こしやすい患者様にとってはうれしい組み合わせだと考えており、積極的にお勧めしております。