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よくあるご質問

よくあるご質問

No.029-学校健診で視力が右0.3左0.4だった。視力を回復させる方法はないのか?

過去の質問「よくある質問Q&A 近視は治るのか?」でも触れましたが、視力回復の方法についてはご質問が多いので再度取り上げます。

まず、眼球の形自体が近視の形になってしまっている場合は、手術をするしか裸眼の視力を回復する方法はありません。
手術というのは、よくテレビでCMされている「レーシック」や「目の中にレンズを埋め込む」手術です。

特に強度の近視の場合は、眼球の前後の距離(眼軸長)が伸びている場合が多く、この場合は、手術以外での裸眼視力回復は物理的に不可能です。

「視力回復センター」を名乗る業者が「強度近視でもどんな近視でも効果がある」などと広告している場合がありますが、「どんな近視でも改善する」というのは、ありえません。過大広告です。

ひどい例だとチラシに、強度近視のために網膜に変性が起きているような症例の眼底写真が載っており、視力回復センターに通うことによって近視が治り、眼底の変性も治った(変性のない眼底写真提示)、などと書いてありました。

強度近視による網膜変性は現代医学では治療不可能です。
もし治療方法を発見して、学会で認められれば世界的なニュースになるはずです。

視力回復センターに通って、仮性近視なら改善することがあるかもしれませんし、まじめに取り組んでいる業者もあるかもしれません。
でも「どんな人でも視力が回復する」と謳う広告の業者は要注意です。

お子様の目をよくしてあげたいと一心に思う、親御様の気持ちにつけこんだ過大広告としかえいない商法も時々見かけるため、あえてここで記述しました。

手術以外で、視力が回復する可能性があるのは「仮性近視」の場合だけです。「仮性近視」とは、ゲームや読書など近くを見る作業を長時間行うと、一時的にピントが近くによったままになり、しばらく戻らなくなることです。

この状態で遠くをみても、普段よりもぼんやり見え、視力を測ってもいつもよりも低い結果になります。

小学生や中学生など若い人は、大人よりも近くのものにピントを合わせる力があります。だんだん年齢と共に近くにピントがあいづらくなり、しまいに近くがみえなくなると、老眼ということになります。

若い人は、近くを見る力が強すぎるために、本人が望まなくてもピントが近くによったままになりがちです。
さらに普段からDSやPSPなどの携帯ゲーム、スマホなどを長時間操作していると、一日の大半が仮性近視の状態に陥っていたりします。

こういった場合には「ピントを近くに寄せる筋肉を緩める目薬」を治療に用います。一日一回夜寝る前に毎日点眼し、毎日筋肉の緊張をとり、仮性近視状態から脱出させていきます。
目薬と同じ効果を、ワックという会社の機械で行う場合もあります。

「仮性近視の点眼による治療」を効果がないとし、「仮性近視」の存在そのものをも否定している眼科医もいます。

しかしながら、そもそも近視の原因についてはよく分かっておらず、遺伝要素(親が近視)と環境要素(近くをたくさん見る)が複雑にからみあって起きると考えられています。
原因がはっきりわかっていないものに対して「存在しない」「効果がない」と断言することはできないと思います。

私個人の考えとしては、現実的に日々の臨床の中では、やはり読書やゲームを多くしているお子様に裸眼視力が悪くなる方が多い気がします。
そういったお子様はまず仮性近視から始まることが多いので、仮性近視は本当の近視の入り口になりうるという意見には比較的肯定的です。

なので、自分のクリニックでは、仮性近視の可能性についてご説明し、リクエストがあれば、仮性近視を取り払うための目薬による治療や、ワックを用いた訓練も積極的に行っています。

No.028-今まで言われたことがなかったのに、学校健診で視力低下を指摘された

たしかに急激に近視が進み、視力が落ちることはあり得ます。原因はほとんどが近視です。
今まで裸眼で1.0以上見えていたお子さんが、半年くらいの間に近視が進み、0.3くらいになることもあります。
ただし、小中学生の場合、本当に近視になってしまっているとは限りません。
学校健診は、大勢の生徒の視力を急いで測らなくてはならないので、低く出ることがあります。はっきり確信がないと答えない性格のお子さんの場合だと、実際は見えている視力よりも低く判定されてしまったりすることもあります。
あとは、いわゆる「仮性近視」の状態で視力を測ると、本当の視力よりも低く出ることがあります。仮性近視とは、たとえばゲームや読書を長時間やると、ピントがゲームの距離でフリーズしたままになり、遠くをみてもぼんやりしてしまう状態です。しばらくするとフリーズは解除されて遠くが見えてくるのですが、その前に視力を測ると、いつもの見え方より低い結果になってしまいます。
眼科で視力を測るときに仮性近視が疑われた場合には、仮性近視をとるような処置をして改めて視力測定をしたりします。なので、学校健診で低い値がでたからといって、本当に近視になっているとは限らないのです。

No.027-コンタクトレンズをつけたまま眠ってもよいか

コンタクトレンズを付けたまま眠ると、角膜(黒目)が酸素不足におちいり、重大な目の症状を起こすことがあります。
また、涙は起きているときは目を潤すために知らないうちに少しずつ分泌されています。眠っているときはまぶたが閉じているために、目を潤す必要がないので涙はほとんど分泌されていません。
なので、コンタクトをつけたまま眠ると起きた時に、渇きのせいで張り付いてコンタクトがはずしにくくなり、無理に取ると目を傷めてしまうことにもなりかねません。
実際に外来には「昨日、コンタクトレンズをつけたまま眠ったら、今朝、目が真っ赤になり痛い」という訴えでいらっしゃる患者様が、週に2,3人はいらっしゃいます。眠るときは必ずコンタクトレンズを外すようにしてください。ちょっとした居眠りや昼寝のときにもはずしたほうが良いです。
連続装用のコンタクトレンズなら、つけたまま眠ることもできるものがありますが、それでも裸眼よりも角膜にかかる負担は大きくなると思うので、私個人としてはあまりお勧めしていません。

No.026-ブルーフィルターのメガネは使うべきか

「最近ブルーフィルタメガネなる広告を見るが、やはり使ったほうがいいのでしょうか?」と、たまに聞かれるようになりました。
ブルーフィルタというのは主にパソコンやスマホの液晶画面から発せられる「ブルーライト」と呼ばれる光をカットするフィルタです。なのでブルーフィルタのメガネというのは、ブルーライトをカットするメガネということになります。
ブルーライトとは目で見える光のうち、紫外線に近い波長の光のこととされています。紫外線は加齢黄斑変性や白内障など、目に対する有害性が認められています。なので紫外線に近いブルーライトは長時間浴びることにより、同じような目の病気を引き起こすのではないかという意見もあります。
あと、目の中の網膜には、外界の光を感じて体内時計に影響する細胞がある、という報告もあります。この細胞がブルーライトに長時間さらされると、体内時計が狂うので、パソコンやスマホを長時間やると眠りにくくなるという意見もあるようです。
ただし、これらの意見はまだ予測の域をでず、学会で確実に認められているわけではありません。いろいろな企業からブルーライトをカットすると謳われた、メガネやモニターフィルターが発売されており、それらの企業は口をそろえて「ブルーライトは目に有害!すぐに対策を!」とあおっています。
しかしながら、「企業は利益第一」なのは否めないので、それらの宣伝広告を見ても、ことさらに恐れる必要はないかと思います。
仕事でパソコン作業が長くなりそうな日や、連日になりそうな日は、将来のことも考えて、ブルーフィルタメガネにしておこうかな、くらいでいいのかもしれません。

No.025-こどもはどれくらい見えているのか

新生児集中治療室や小児眼科の外来で「赤ちゃんってどれくらい見えてるんですか?」と聞かれることがあります。
生まれたときははっきり見えていません。成長に伴ってだんだん視力が発達していき、通常3歳くらいで1.0になります。
下に年齢と視力の表を示します。
 

年齢 視力 身体反応
妊娠24週 光を感じる
出生時 0.01
生後3か月 0.04 物を追って見る(追視)
生後6ヶ月 0.1 近くの物を見ると寄り目(輻輳)
1歳 0.2
2歳 0.5
3歳 1.0
6歳 1.0 視力の発達がほぼ終了

No.024-ドライアイはなぜおきるのか

くろめの表面は「涙の膜」でおおわれています。まばたきをするたびに、くろめに新しい「涙の膜」が作られ、くろめが外気に直接触れないよう常にガードしています。この「涙の膜」が壊れると、目が乾いて症状がでてきます。
 
 
「涙の膜」は3層構造になっています。それぞれ
 
・油の層 
・水の層
・粘液の層
 
の3つの層が合わさって「涙の膜」が成り立っているとされています。
ドライアイは、この3層の構造や成分が何らかの形で異常をきたしたものです。瞼の縁には油を出す穴が何十個も並んでいて、ここから絶えず油が出て油の層を作っています。ところがアレルギー性の炎症や雑菌などにより、穴からの油の分泌が悪くなると、油の層が作れなくなります。
水の層は涙腺というところから分泌されるのですが、ビタミン欠乏やシェーグレン症候群などにより涙腺が機能しなくなると、今度は水の層が作れなくなります。
 
粘液の層は結膜から分泌されます。薬剤障害などにより結膜が痛めつけられたりすると、粘液がでなくなります。
 
このように3つの層を壊してしまう原因は多種多様であり、3層のうち、どれか一つでも壊れると目が乾いて、ドライアイになります。
 

No.023-白内障の原因は?

白内障の原因は、ほとんどが年齢によるものです。
「年のせいです」といわれてしまうと、そこで話が終わってしまうので、もう少し学問的な話をします。
 
眼球には、ピントを合わせるためのレンズの役目をしている「水晶体」という組織があります。この「水晶体」は生まれたときは透明で柔らかいのですが、年齢とともにだんだん酸化していくのではないか、と言われています。
もともと人の体というものは、酸化に抵抗するようなメカニズムになっているのですが、そのメカニズムが年を取ってくると弱まって、「水晶体」も年とともに酸化していくのではないかと考えられています。
 
酸化というとわかりにくいかもしれませんが、例えば鉄がさびたりするのは酸化です。あと醤油を開封すると、だんだん色が濃くなって風味が落ちたりするのも酸化です。すなわち酸素がふれると、物質は酸化するのです。水晶体は眼球の中にあり外界と閉ざされているので、直接外気と触れません。
しかし外出したときに、誰でも必ず浴びる「紫外線」が体の中に「活性酸素」を作るので、酸化の原因になると言われています。
 
「水晶体」の場合は、酸化しても鉄のようにさびたりはしませんが、だんだん褐色を帯びて白く濁ってきます。
この状態が白内障です。60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人が白内障になっていると言われています。
他にも白内障の原因として、ステロイドなどの薬物や、目をぶつけたなどの外傷、全身疾患に引き続いて起きるものがありますが、年齢が原因の白内障に比べると頻度はごくわずかです。
ちなみに糖尿病網膜症,加齢黄斑変性など、失明原因として重要な目の病気にも、酸化が大きく関わっているのではないかという研究が学会で多く発表されるようになりました。
眼科にとどまらず、「皮膚のしわ」などいわゆる「老化」は酸化が悪者ではないかと考えて、研究されるようになってきました。いわゆる「アンチエイジング」という考え方です。
今後はUVケアや酸化を防ぐ栄養素にますます注目が集まっていくと思われます。

No.022-白内障になるとどんな症状が出るのか

眼球の中には水晶体と呼ばれる、誰もがもともと生まれ持ったレンズがあります。この水晶体は生まれたときは透明な柔らかい組織で、眼球の中の網膜にピントを合わせる役目をしています。
通常、水晶体は老化とともに、だんだん酸化して白く濁ってきます。白髪と同じようなものでこれは避けようがありません。人は水晶体を通して物を見ているので、水晶体が濁ってくると曇ったメガネをかけているのと同じように、物がみづらくなってくるわけです。これが「白内障」です。
「白内障」といっても、水晶体の濁り方に応じて、その種類・程度はいろいろあります。たいていの方は初期は水晶体がまだらに濁ってきます。
すると外から入ってきた光が、水晶体を通過するときに濁った部分で乱反射して、光が目の中で散るので、正常の人が平気な明るさの場所でもとてもまぶしく感じます。なので白内障の初期症状としては「まぶしい」という訴えが多くあります。この段階だと水晶体にまだ透明な部分がたくさんあるので、視力が低下することはありません。
さらに水晶体の濁りが多くなるにしたがって、「物が白くかすんで見える」という症状がでてきます。「道を歩いていて向こうから来る人の顔が見えない」「テレビの字幕がわかりづらくなった」などといった症状が増えてきます。視力も低下し、メガネをかけても1.0以下になってきます。
また人によってはまだらに濁ってくるのではなく、水晶体の中心(核と呼ばれます)が玉ねぎの芯のように白く硬化してくることがあります。水晶体はレンズなので核の硬化によってより強いレンズとなり、その結果近視になります。もともと老眼で近くが見えなくなってきた人が、なぜかだんだん近くが見えるようになって老眼が治ったとおっしゃることがあります。
が、この場合、残念ながら目が若返ったのではなく、白内障がすすんで近視になった結果、近くが見えるようになった可能性があります。「老眼が治った」というのも意外な白内障の症状です。
また昼と夜で、見え方が急に変わる場合もあります。水晶体の前には「瞳孔」といって、目の中に入ってくる光の量を調節する、カメラのしぼりのような役目をしている器官があります。瞳孔は日中など明るいところでは小さく、夕方など暗いところでは大きくなります。そのため、水晶体の端っこのほうが濁っている白内障では、瞳孔が開く日中に物が見づらくなり、中心が濁った白内障では瞳孔が小さくなる夕方に物が見づらくなります。「昼間はまぶしくて外に出られない」もしくは逆に「夕方になると急に物が見えなくなる」という訴えもまた白内障を疑います。

No.021-緑内障になるとどんな症状がでるのか。 またその治療方法は?

緑内障とは視野がだんだんなくなっていく病気です。放置すると視野がすべてなくなり、光も感じなくなって失明ということになります。40歳以上の20人に一人が緑内障と言われています。
緑内障といっても色々な種類のものがあります。
1.もっとも多いのが「正常眼圧緑内障」と呼ばれるもので緑内障の7割はこれです。
2.のこりの3割には眼圧(眼球の内圧)の高くなるタイプの緑内障が何種類かあります。
1.のもっとも多い正常眼圧緑内障ですが、これには初期だと自覚症状がありません。充血や目やに、痛みもありません。
ただ、視野がゆっくり何年もかけて欠けていくのです。眼圧は正常ですが、その圧を受け止める眼球の神経のほうが正常の眼圧であっても耐え切れず萎縮していき、視野がかけていきます。
「じゃあ、私は大丈夫だ。視野の中に見えないところはないから」と言われる方がいますが、それは正しくありません。
意外なことに視野というものは、少しくらい欠けてもなかなか気づかないことが多いのです。景色などをみて「あ!見えないところがある」と自覚するには、相当視野が欠けないと気付かないのです。ご年配の方で片目の視野がほとんどなくなり、ほぼ片目の失明状態になるまで気づかれなかった方もいらっしゃいました。これは極端な例としても気づきづらいことは確かです。「歩いていて右側の何かによくぶつかるようになった」といった自覚症状で眼科にいらっしゃることが多いです。
このように気づきづらい上に20人に1人という頻度の病気であるがゆえに、人間ドックなどでは必ずといっていいほどスクリーニングの対象になる病気です。
治療はまず「眼圧を下げる目薬」です。目薬は作用機序により大きく分けて3種類あり、単独、もしくは組み合わせて使います。
これらの目薬で大体の方は視野の悪化がストップし、生涯心配なく暮らせることが多いのですが、まれに視野の悪化が止まらない方もいらっしゃいます。その場合はレーザーや手術でさらに眼圧を下げます。
つぎに2.の眼圧が高くなるタイプの緑内障ですが、いろいろ種類があります。この中で特に気をつけなくてはならないのが「急性タイプ」です。眼圧がいきなり高くなり、放置すると一晩で失明することがあります。症状は「眼の奥の激しい痛み」です。あまりの痛みに頭痛や吐き気を催すこともあります。頭痛と吐き気のために内科にいってしまい、そこで緑内障を疑われ、眼科に紹介されてくることもあります。
治療は眼球にレーザー光線で眼圧を下げるためのバイパスを作ってあげます。眼圧上昇による黒目のにごりでレーザーがうまく届かない場合は手術をすることもあります。
「眼の奥の激しい痛み」があったらすぐに眼科受診です。急性緑内障は一晩で失明することもあるので、すぐに処置が必要な病気です。「夜中だから明日になったら行こう」などと思わず、救急車を呼んでもいいので必ずすぐに眼科受診してください。
他には慢性的に眼圧が高くなる緑内障があります。原因としては全身疾患に続発するもの、薬剤の副作用で起きるものなど様々です。原因のはっきりしないものもあります。
これらはまず、正常眼圧緑内障と同じくまず眼圧を下げる目薬、十分に下がらなければレーザーや手術、というのが基本方針です。

No.020-コンタクトをしたまま、薬局で買った目薬を使っているが大丈夫か?

ハードコンタクトレンズなら市販されているものなら、目薬を使ってもまず大丈夫です。
ソフトコンタクトレンズの場合は要注意です。ソフトコンタクトレンズには酸素を通すための、目に見えないくらい小さな穴がたくさん開いています。目薬の中には防腐剤が入っているので、この防腐剤がコンタクトの穴につまるとレンズの寿命が短くなってしまいます。
また、目薬の成分がコンタクトレンズに染み込むと、それが徐々に涙の中に溶けだしてくることがあり、目薬の副作用がでることがあります。
防腐剤の入っていない目薬なら大丈夫なはずですが、薬局もしくは眼科で、お使いのレンズの種類でも大丈夫か確認してから、点眼するのがよいでしょう。

No.019-コンタクトレンズでメーカーを変えたら同じ度数なのにみづらい

コンタクトレンズには度数のほかに以下の要素があります。
1.レンズの直径
2.カーブの強さ
3.エッジの形
4.材質
これらはメーカーによって微妙に違います。
なので、同じ度数でも目につけた時、装用感が違うことがよくあります。
場合によっては見え方が違って見えるときもあります。
メーカーを変える場合は、以前の度数にことさらこだわるよりも、眼科でつけた時に一番よく見える度数で、処方してもらうのがよいと思います。

No.018-コンタクトレンズを希望したいが、痛みを伴う検査はあるのか

痛みの伴う検査はありません。
また「コンタクトレンズのつけはずし」ですが、最初は怖いかもしれませんが、つけはずし自体に痛みを伴うことはありません。
熟練したスタッフが、コンタクトレンズがご自身でつけはずしができるようなるまで、丁寧にご指導しております。
その日につけはずしをマスターできなくても、後日あらためて練習にいらしていただいております。
1週間かけてマスターした方もいらっしゃいます。
私の記憶だと当院ではソフトコンタクトレンズのつけはずしをマスターできなかった方はこれまでいらっしゃいません。

No.017-小学生のこどもがメガネをかけたがらない

授業中、黒板が見えないなどで、メガネを作ったけれども「友達にからかわれるのが嫌だから」という理由で学校でメガネをかけない、いう相談がたびたびあります。
眼科の先生に相談しても「それでもかけないと見えないのだから、しっかりかけるよう言い聞かせてくださいね」といわれて終わりにされてしまうこともあるようです。
結局、一度も学校でかけることがないまま、翌年の学校検診の視力検査でひっかかってしまい、「眼科で再検査を」の紙をもらうという事態になることさえあります。
なので、この問題は、「お子さんにいかにしてメガネをかけてもらうか」ということが焦点になると思われます。
そこで、まずはめがねをかけた小学生の患者様に「学校で初めてめがねをかけたときは、お友達に何かいわれた?」とさりげなく聞いてみました。
そしたら意外なことに、ほとんどの方が「思ったより何も言われなかった」
「みんな、あまり無反応だった」という回答でした。
実はメガネをかけて学校に行っても、実際にからかわれることは、ほとんどないようです。
自分で「メガネ=ダサい、かっこ悪い」と思ってしまっていることが多いです。そのため、他人からもそう思われるのではないか、という不安が生まれるのです。
なので、まず「メガネってかっこいいかも・かわいいかも」と思ってもらう工夫が必要です。大げさにいうと意識改革です。
お子さんの意識改革にはまず親御様からです。メガネに対する否定的な言葉を控えます。
普段から「ゲームしてるとメガネになるよ!!」、眼科で「なんとかメガネにならない方法はないですか?」などと言っていると、お子さんの潜在意識の中にメガネ=悪いというイメージが刷り込まれてしまいます。そういった言葉は控えるようにします。
先に、親御さんがおしゃれなメガネをかけるのも手です。伊達メガネでもオーケーです。
さらにテレビなどで、メガネをかけた人気タレントが出てきたときに「あの人のメガネかっこいいよね」とさりげなく会話する。
そしてメガネ屋さんでフレームを選ぶとき、お子さんがメガネをかけた瞬間、「かっこいい!」「かわいい!」と褒めてあげてください。
学校の先生に「こどもがメガネをかけて登校したら、かっこいいね!と褒めてあげてもらえませんか」とお願いしておくのもいい方法です。
それでもやっぱり学校ではかけられない・・・というケースもあります。稀ですが「友達に笑われてしまった」という例外的なケースもありました。その場合は、無理強いはせず、クラス替えの時にメガネをかけはじめるようにしています。
いずれにせよ、焦らず・あきらめず、少しずつメガネに対する肯定的なイメージを作っていくことがポイントです。

No.016-パソコン業務が多く、目が疲れて仕方ない

現代はパソコン社会といってもいいほど、何をするにもPCの液晶画面をみなくてはならない時代になりました。それに伴い、昔ではなかったような、異常な目の疲れを感じる方が急増してきています。なぜパソコン業務で目が疲れるのか?

■理由1
1番の理由はパソコン業務は「近くを見る作業」だからです。以外に気づかれてない方が多いのですが、パソコンの液晶画面をみるのは、本を読んだり新聞をみたりするのと同じく、「近くを見る作業」なのです。

眼球の中には、ピントを近くに持ってくるための小さな筋肉があります。近くを見るときはこの筋肉がギュッと収縮して、ピントを近くに寄せるのです。
近見作業であるパソコン業務中も、この筋肉はずっと収縮しているので、長時間続くと筋肉痛を起こしてきます。

重いものを何時間も持っていると腕がだるくなってくるのと同じ原理です。さらに無理をすると筋肉痛が広がり、頭痛も引き起こし、最後には肩こりや吐き気まで起こすこともあります。

■理由2
2番目にパソコンを見るような業務は得てして重要な業務が多く、ミスができないため集中します。人は集中すると「まばたき」が少なくなります。すると目が乾いてドライアイになります。

集中しているので、目が乾いて痛くなってきているのに気付かず、休まず作業してしまい渇きが悪化します。

■理由3
3番目には、モニターの位置が高すぎることが考えられます。人は自分の顔よりも高いところにあるものを長時間みると疲れます。株式のトレーダーの方などは目線よりも高いところにあるモニターを長時間集中してみるため眼だけではなく肩こりや頭痛まで抱えている方が多いのも事実です。

パソコン業務をするときに目が疲れない方法としては

1.パソコン用メガネの作成。
パソコン用メガネはピントを近くに持ってくる意味があります。本来目の中の筋肉が行っていたピントを近くに持ってくる役割を、メガネで代用させるのです。すると、近くを見ても筋肉は収縮しなくてよいので筋肉痛も起こりにくいというわけです。

パソコンは近くを見る作業と前述しましたが、厳密には老眼鏡よりもちょっと遠くにピントが合うくらいの中距離のメガネがベストです。当院ではパソコンで目が疲れる方はパソコン用メガネを処方しております。

裸眼で1.0あるような方には一般的な老眼鏡よりも少し弱いくらいの度数のメガネ。一方、もともと近視で、すでにメガネをかけている方には今のメガネよりも度数を少し落としたメガネをもう一本PC用メガネとして処方します。いずれも実際のパソコンの距離をみながらメガネを合わせていきます。

○メガネ購入時の注意点
メガネは眼科での試しがけの時はよく見えても、実際に出来上がってきて、かけてみるとよく見えない場合があります。レンズ枠の大きさや鼻当ての位置によりレンズの中心に目の中心が来てなかったりなど、色々原因が考えられますが、場合によってはレンズの度数を変えることもあります。
なので眼鏡屋さんで購入するときには、その店に保証期間があることを必ず確認してください。保証期間内であれば無料で度数交換が可能です。

2.休憩を入れる。
パソコン作業は集中してしまうので、ついつい2時間、3時間と休まずに没頭してしまいがちです。
その間、眼球の中のピントを近くに持ってくる筋肉も緊張しっぱなしになります。
できれば30分に一回、無理なら1時間に一回窓の外の遠くの景色を1分くらい眺める休憩を入れます。筋肉をゆるめてあげるわけです。
「そんなことをいっても現場は忙しいし、周りの手前、休憩はとれない」という方は、ときどきモニターから目を離して、チラッと壁の方を見るだけでも効果があります。休憩中ドライアイ用の目薬をさすのもよいでしょう。

3.モニターの位置を下げる
現在のモニターの位置が目線以上にある方は、机やイスの高さを調節して、モニターが目線よりも下に来るようにしてみてください。

4.蒸しタオル
一日の仕事が終わり、帰宅されたら、やけどしない程度に熱い蒸しタオルを作り、目を閉じてそっと目の上にのせます。
すると目が暖まり、目の血行がよくなり、ピントを近くに持ってくる筋肉の疲れも取れます。蓄積しがちな目の疲れを翌日に残さないようする意味もあります。

パソコン作業で目が疲れる方は、以上のような工夫を行っていただくことをお勧めいたします。

No.015-厳密には何時から何時まで受け付けてもらえるのか

午前は9:00~12:00
午後は15:00~20:00(土曜は18:00まで)
となっております。予約制ではないので、初診・再診問わず、いきなり来ていただいて大丈夫です。もちろん13:15などギリギリの時間でもお受けいたします。
水曜・日曜・祝日は休診日となっております。

No.014-コンタクトをしたまま寝てしまうと目の奥に入って取れなくなるのか

「昨日ソフトコンタクトをしたまま寝てしまった。朝起きたら鏡でみても見当たらない。目の裏側にいってしまった!!」とあわてて受診されることがあります。
実際は、目の裏側まではいくことはありません。コンタクトはずれて上や下など、どこにずれても、眼球は結膜という膜のために360度行き止まりになっているので、眼球の裏までいってしまうことは物理的に不可能なのです。
たいていは上まぶたの裏の行き止まりのところで折れて止まっているか、探している間に飛んで床に落ちているかです。ご心配であれば眼科受診していただければ、顕微鏡でチェックして、もしあれば簡単に取れます。

No.013-コンタクトレンズがずれるようになった

「巨大乳頭結膜炎」の可能性があります。
ソフトコンタクトレンズ、特に2週間で使い捨てるコンタクトレンズに多く見られます。1か月タイプや使い捨てではないソフトレンズでも起こります。コンタクトレンズは使い始めて1,2日のときはいいのですが、そのうちだんだんレンズにタンパク質がこびりついてきます。
このタンパク質にまぶたの裏の粘膜がアレルギーを起こし、上まぶたの裏にブツブツ(巨大乳頭)ができてきます。このブツブツがコンタクトをひっかけて上に持っていってしまってずれるのです。コンタクトを装用している限り、ブツブツがよくなることはないので、しまいにはコンタクトが上にずれたままになり、つけていられなくなります。
治療法としては当院では1週間コンタクトを中止していただきます。その間にステロイドの目薬でブツブツをなくします。目薬でブツブツが消えたら、コンタクトを再開するのですが、その時はよりタンパク質が落ちるよう、これまでお使いのものよりも強いコンタクト洗浄液をお勧めしております。
洗浄液を強力なものにして再発することはまれですが、どうしても再発してしまう場合は、ワンデータイプのコンタクトに換えるしかない場合もあります。

No.012-こどもでもコンタクトレンズは使えるのか

可能です。ただし原則的には、コンタクトレンズは高校生になってからが好ましいと思います。理由は「管理の問題」です。
コンタクトレンズの洗浄や保存などの管理をお子様に任せきりになり、おろそかになると、コンタクトレンズに細菌が繁殖しやすくなり、角膜潰瘍など、思いがけない眼の病気を引き起こすことがあります。
なので、当院では中学生以下の方にコンタクトレンズを処方する場合は、親御様に洗浄や保存などの管理を行っていただくよう、お願いしております。
小学生の方には基本的にはコンタクトの処方は行っておりませんでしたが、バレエの発表会やバスケの試合などで、どうしてもメガネでは困るというご要望が多いので、小学校6年生(場合によっては5年生)から処方することになりました。
ただしコンタクトレンズには子供用の大きさというものがなく、大人用の大きなものになるので、毎日つけていると黒目の酸素が不足したり、コンタクトが動きにくくなってコンタクトと黒目の間の涙液の循環ができなくなる可能性があります。なので、必要時のみつけるということが望ましいと思います。

No.011-白内障手術は痛いのか

痛くないことが多いです。多いです、と書いたのはまれに痛みを感じる方もいるからです。基本的に麻酔も目薬なので、痛みなく手術に入れます。
ただし、まれに水晶体が硬かったりして時間がかかることや、普通の人が痛がらないような刺激でも敏感に感じてしまい、痛がる方もいらっしゃいます。
そういった場合は、手術中に局所麻酔を追加することもあります。

No.010-白内障といわれたがすぐに手術をしないといけないのか

よくあるご質問です。
当院にいらっしゃる患者様で「よその眼科で白内障だから手術が必要といわれた。本当に必要なのか?」といって来院される方がいらっしゃいます。

結論からいえば「日常生活で不自由を感じるまでやる必要はない」です。
ずいぶん適当な言い方だな!と思われかもしれません。
実際に「よその眼科で医者から「手術するかどうかは自分で決めてください」なんて言われた!医者なのに無責任な言い方だ!」と怒ってこられる方もけっこういます。

確かに、その眼科医の言い方に問題はあったのかもしれません。
でもやはり「ご自身が日常生活で不自由を感じるならやるべき」なのです。これには理由があります。それは白内障という病気の特殊性です。白内障という病気はかなり進んでも「白内障そのもので失明することはない」のです。

もちろん本当の本当に行き着くところまで進んでしまったら、2次的に緑内障になったり、眼球内に炎症を引き起こしたりする場合はあります。この場合は例外です。そこまで進むと、医師の方も手術を強く勧めます。

白内障と言われた方で、ご心配な方は、そういった危険性がないかどうか眼科で聞いておくとよいでしょう。でも一般にいわれている白内障そのものでは失明することはまれなのです。

なので網膜剥離のように急いで手術をする必要もありません。かなり待てるのです。白内障は時間的に短くて痛みもほとんどない手術です。ですが、やはり手術には違いありません。

手術であるからには、本当にごくごくまれですが、手術中や手術の後に合併症をおこすこともあり、その中には失明するような合併症もあります。
そのような合併症は、現代でも世界中のどんな大学病院や、有名な眼科病院でも必ず一定数は起きており、残念ながらいまだ不可抗力と言わざるを得ません。

学会や研究会では、白内障術後に合併症が起きないようにする方法がないものかと、日夜研究されているため、頻度は減っているものの、残念ながらまだ完全予防にはいたっていません。なので、まだしっかり見えていて、日常生活になんら不自由していないのなら、白内障の手術は無理にやることはないと私は思っています。

合併症を起こす可能性が0の手術ならば早くやったほうが気分的にすっきりするでしょうが、少しでもリスクがあるのなら必要なときが来た時にやるべきです。

「それでも、自分では決められない。先生決めてくださいよ!」とおっしゃる患者様も実際は多くいらっしゃいます。

そのような場合には、外出中、通りすがりの人の顔が見えないとか、視力が0.7以下になってきたら「そろそろ手術しましょうか」とご提案しております。

あるいは白内障もある程度進むと、水晶体が硬くなって手術に時間がかかる場合があります。そうなる前に私から手術を勧めることもあります。

No.009-別の店・もしくはネットで買うのでベースカーブと度数だけ教えてほしい

最近多いリクエストです。
中には、自分の眼科の横のコンタクトレンズショップで買うことを、半ば強制するようなクリニックもありますが、本来は眼科医院にはそのような強制力はないはずです。
コンタクトレンズを、どこで購入するのかは患者様ご自身の権利であり、そのためのデータをお教えするのは当然の義務と考えております。ただ、どこで買うにせよ、眼科でコンタクトレンズ処方箋は発行してもらったほうがよいでしょう。
余計な診察料がかかるといやなので、ベースカーブと度数だけ教えてくれれば、コンタクト処方箋はいらない、とおっしゃる患者様もおられます。が、実は法律の関係で、コンタクト処方箋をもらっても、もらわなくても帰りに病院の窓口で支払うお金は同じ料金なのです。
それにクリニックによっては器械で測っただけのベースカーブと度数を、そのまま教えてくれて終わりにされるかもしれません。それをもとにコンタクトを買うのはやめた方がいいです。
「コンタクトレンズのベースカーブと度数」は実際に視力を測り、装用してみて医師が診察室でフィッティングをみて総合的に決定していきます。
器械で測った値で作ったコンタクトでも、全く見えないということはないかもしれませんが、目にはあってないことが多いので「なんだか見づらい・なんかゴロゴロする」とモヤモヤしながら生活することになるかもしれません。最悪、フィットしてないために目に傷がつくこともあります。
なのでコンタクトを買うときは、眼科で「コンタクトの処方せん」をもらうことをお勧めします。
あとネットで注文する場合は、CMでやっているような名の通ったメーカーの製品を推奨します。残念なことですが、通信販売のコンタクトの中には正直、質の良くないものがあり、コンタクトレンズトラブルを起こすのもそういった製品が多い印象があります。
ただネットよりも、再購入時に眼科医の健診があるようなところで購入したほうが、定期検診の必要性からいっても、ベストだと思います。

No.008-糖尿病で眼科へ行くよう言われているが、何か月ごとにいくべきか

これは糖尿病の患者様にとっては確かに知りたいことかもしれません。
当院ではおおむね、以下を目安にしています。

・HbA1cが6以下なら3か月に一回
・HbA1cが6以上なら2か月に一回
・HbA1cが10以上なら1か月に一回

眼底出血があったりすると、落ち着くまではもっと短い間隔で来ていただいたり、ご高齢の方で通院困難な場合は少し長くしたり、多少幅はありあります。
「自分では見え方はなんともないのに、通院していったい何をみているのか?本当に必要なのか?」といわれることもあります。

それは眼の中の眼底(網膜)に出血や油のしみだしなど、糖尿病による目の変化がないかを観察しています。これらの変化は「糖尿病網膜症」とよばれ、いつも成人の失明原因の上位にくる病気です。

早期にレーザーなどで治療すれば軽くすむことも多いのですが、早期では自覚症状がありません。かなり進まないと自覚症状がでにくいのですが、そうなったときにはかなり進行しており、手術をしても手遅れのこともあります。

実際私が大学病院で入院患者様を担当していた時代は、かなり進行した糖尿病網膜症の患者様がいろいろなクリニックから、毎日紹介されていらっしゃいました。
そのうち、手術やレーザーで失明をまぬがれた方も多かったのですが、すでに手遅れに近い状態の方もおられ、そのたびに「もっと早く眼科受診していれば・・・」とつらい思いをしたことが何度もありました。

眼科医にとって患者様の目が見えなくなることほど、つらいことはありません。一生忘れることができません。

なので、糖尿病で受診された方には「自覚症状がなくても、くれぐれも通院を中断しないでください」と常日頃から申し上げております。

No.007-コンタクトレンズを購入するときの定期検診が面倒

確かに実際は自覚症状がなければ、問題ないことが多いのも事実です。なのでついつい足が遠のいてしまうのかもしれません。
ただし、コンタクトの定期検診をしていると、酸素不足のため、くろめに血管が入ってきていたり、小さな潰瘍ができかけていたりして、治るまでコンタクトを中止することがあります。なのでやはり定期検診は受けた方がいいでしょう。3か月に一度受けるのがベストです。
通販などではなく、コンタクトを購入するときに、必ず眼科医の診察があるようなところで購入するようにすれば、おのずと定期的に健診を受けられるので、お勧めです。

No.006-コンタクトレンズは注文できるのか

一番多い形態は眼科とコンタクトレンズショップが併設しており、検査を眼科で行いコンタクト処方せんを発行し、そのままショップでコンタクトを購入するというパターンです。
最近ではホームページ上で、コンタクトレンズのデータを入力・注文し、ネットで通販しているコンタクトレンズショップもありますが、店舗として存在していないため、仕入れ先などの実態が不明で、安全性に問題があるかもしれません。
当院では、隣接しているコンタクトレンズショップで注文することができます。
当院でコンタクト処方箋のみをもらって、別のコンタクトレンズショップで購入していただいても結構です。

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