No.033-目薬でもドーピング検査にひっかかる?
最近、テニスや陸上競技などで、禁止薬物を使っていたということで、出場禁止処分を受けたというニュースが世間を騒がせました。
明らかに競技に勝つために、禁止薬物を使用すると思われがちですが、中には風邪薬などに含まれている成分が、禁止薬物に指定されていることを知らなかったりすることもあり、そのために処分を受けるようなことがあれば、大切なキャリアの一部を無駄にしてしまうこともありえます。
眼科で処方される「ベータ遮断薬」というタイプの緑内障の目薬は、特定の競技では禁止されています。たとえ目薬でもダメ、という決まりになっているので注意が必要です。
さらに気をつけなくてはならないのは、「ベータ遮断薬」は分類名であり、商品名ではないということです。たとえば目薬に〇〇という商品名が書いてあっても「ベータ遮断薬」とは書いてない場合もあります。
下記にベータ遮断薬が禁止されている競技を記します。該当するアスリートの方で、万一緑内障の目薬を使用されている方はご自身が使われている目薬が「ベータ遮断薬」というタイプのものでないかどうか、主治医に確認しておくといいと思います。
ベータ遮断薬が禁止されている競技(点眼薬においても除外されていない)
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競技会(時)および競技会外においても禁止
・アーチェリー ・射撃
競技会(時)に限って禁止
・自転車 ・ビリヤード ・ダーツ ・ゴルフ ・スキー/スノーボード
・水中スポーツ