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よくあるご質問

No.034-サングラスはどんな色がいいのか?

夏になると日差しが強くなってきます。この季節になると「サングラスをした方がいいんですか?するならどんな濃さと色がいいんですか?」という相談を受けることが増えてきます。サングラスは単に色のついたメガネではなく、JIS(日本工業規格)で法的に定められています。
なので以下の3つを考慮しながらベストのレンズをお勧めします。

  • 色:色によって全部の色のカットするのか、それとも特定の波長の色をカットするか違ってくる。
  • 視感透過性:どれくらい光の量を通すのか?100%に近づくほど明るい。
  • 紫外線透過率:低いほど有害な紫外線をカットする。購入する場合は紫外線透過率は1%以下を目安。

・運転用のサングラス
赤、黄、緑、茶は特定の波長の光を吸収し、信号の色が見づらくなるのでJISで運転不適合です。さらに、視感透過性が75%以下のレンズでは、夕方や雨天・曇りなど薄暗い場所での視力が低下します。
車の運転用:グレーのレンズで視感透過率が80%以上のサングラス
をお勧めしています。視感透過率が75%以下になると夜間運転不適合です。
視感透過率とは・・・レンズが目に見える光(可視光線)をどれぐらい通すのかを表しています。数値が100%に近づくほど光を通す量が多くなります。
 
・パソコン・スマホ作業時のサングラス
PCの画面がチラチラするのは波長の短いの青色系なので、
パソコンのチラチラ防止:短波長の光を吸収する薄黄色のサングラス
をお勧めしています。
*但し、デザイナーなど色を扱う業種なら黄色のサングラスでは色の感覚が狂うので、すべての波長の光を均一に吸収する薄いグレーのレンズのサングラスをお勧めしています。
 
・白内障の手術後のサングラス
白内障の手術をするとそれまでと色が違って見えることがあります。術後は「白内障というサングラス」がなくなり大量の光が入るようになります。また水晶体 で吸収していた波長の短い光も入ってくるので、その結果まぶしさや、色の感覚が変わって見える場合があります。対策としては波長400nm以下の光をカッ トして、もともとの人間の水晶体に近づける専用のサングラスがよいということになります。
HOYAのRETINEX SOFTというレンズをお勧めしています。
 
・ゴルフ用のサングラス
直射日光に邪魔されず、芝目をはっきり見る必要があるため、紫外線をカット、そして緑がくっきり見えるように
ゴルフ:茶色のサングラス
をお勧めしています。
 
・海や釣り用のサングラス
水面からの反射がまぶしいです。水面から反射した太陽光線が偏光になっているため、反射光を遮断するために
海や釣り用:偏光サングラス
をお勧めしています。
・網膜色素変性症で暗いところが見づらい方へのサングラス
網膜色素変性症では明るいとことから暗いところへ入った時に見えにくいという訴えがあります。対症的な方法として、遮光眼鏡(通常のサングラスとは異なる レンズ)をお勧めします。遮光眼鏡は明るい場所から急に暗い場所に入ったときになかなか目が慣れない症状に対して有効であるほか、物のコントラストをより はっきりさせたり、また明るいところで感じる眩しさを減らしたりします。

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