No.005-近視は治るのか
治るものと治らないものがあります。
■治る可能性のあるもの
小学生など、こどもは目が柔軟なため、大人よりも近くを見る力が非常に優れています。でもかえってこれが災いし、本を読んだり携帯ゲームなどをやるだけで、ピントが近くによったままもどらなくなってしまいがちです。
遠くをみようとしてもピントが近くによってしまったままなので、視力表の0.3とかまでしか見えないのです。
ただこの場合は、ピントがよってしまっているのは一時的なので、遠くを見る、ピントを遠くに戻す目薬などで視力が戻る可能性はあります。
当院でも小学生でこの可能性がある場合は、ご希望に応じて目薬の治療を行っております。小学生でも目の形自体が近視になっている場合もあるため、必ず視力が上がるというものではありませんが、メガネを避けたい場合など、トライする価値はあると思います。
■治らないもの
20歳をこえて視力が悪い場合は、目の形自体が近視の形になっていることが多いので、これを治してずっとメガネやコンタクトいらずになるためには手術しかありません。
手術は黒目の表面をレーザーで削るレーシックをはじめ、眼内レンズなど色々あります。